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2005年入社 生産技術グループ 工機チーム
以前の会社では営業担当で「次は別の仕事に就きたい」と漠然と感じていました。そんな折り、当社に勤務している親戚から「それならうちの会社はどうだろう。技術的にも魅力ある会社だと思うよ」と誘われたんです。「自分の親戚に勧めるならいい会社なんだろう」と思って面接に出かけてみました。すると、自分の営業先だったどの工場よりも雰囲気が穏やかで、荒っぽい感じが少しもないのに好感を抱いて入社を決めました。
金型の設計図面をもとに製造した部品を組み立てる作業を担当しています。また、新製品の打ち出し時には、自動車部品のプレス加工や測定・検査まで行います。自分が組み立てた金型を使って実際の自動車部品づくりまで経験できるのは当社ならではで、まさに自分自身がエキスパートとして“ものづくり”に携わっている実感があります。完成した部品がわが子のように愛おしく思えることさえあるほどです。
当社に入って以前より収入も安定し、結婚して2人の子宝に恵まれました。休日には食器洗いや洗濯、子供の風呂入れ、保育園の送り迎えなど“イクメン”ぶりも発揮しています。妻も仕事をしているので子どもの病気や行事の時には夫婦で助けあわねばならず、私から上司に「急なことで恐縮ですが・・・」と相談することも少なくありません。そんな時は、職場の同僚たちのフォローに感謝するばかりです。
後輩の指導で心がけているのは「まず自分でやってみせる」ということ。そして後輩にアドバイスする時には「自分が100%知っていないことを中途半端に教えない」ということです。また、金型はチーム全員で知恵を集結して製造するものなので、いつも仲間で助けあい、教えあい、お互いを高めあえるような“話しやすい雰囲気づくり”にも配慮しています。
私の経験からも「現在の職場や会社に対して少しでも迷いがあれば転職すべき」だと思います。心が揺れる中で働いても決していい仕事はできません。私自身も転職前はノギスやスケールの使い方も知らない状態でしたが、いまでは自分の一生の仕事として金型づくりを考えています。この世界は学ぶごとに奥が深く、入社14年にして「定年までに一人前になれたら」と日々感じているほどです。